AREMEC (メディカルエステ部門)の改装工事に伴い、スタッフのためのロッカールームと休憩室を別棟で増築する計画。 限られた敷地の中で駐車スペースを最大限に残すという要求に対し、二つの敷地境界線から導き出された角度をもった基準線により、1階、2階の必要所要室の面積を調整し、ボリュームにズレを持たせて積層しています。外壁は、明度の違う2つの無彩色(グレー)を出隅で見切り、太陽の位置により見え方が異なるように設定し、開口部に対しては構造筋交いの設置バランスを考慮するとともに、内部からの通風、採光、眺望を十分に確保出来るよう設定した建築です。エステ部門の改装で不要となった設備機械の再利用、内外装に関わる職種を減らすこと、必要諸室な面積の調整と、開口部の取り方の工夫により、スタッフルームとしての機能を十分に果たしつつも、工事金額を最小限に抑えることに配慮して設計しています。