芝生と植栽の緑に恵まれた庭を持つ、フランス人家族の住む住宅の建て替え計画です。
以前の建物は庭を少し囲むように東側隣地の松林と南に開く配置でしたが、松林が造成され新築住宅が建ち並ぶ状況となり、環境は大きく変わりました。
そのため、建物は東と北に沿うようにL型のプランにし、南と西に開く広いデッキのテラスを設けて、人目を気にすることのない緑豊かな落ち着いた庭を確保しています。
2階建ての住宅ですが、内部空間は大きな吹き抜けを介して全ての部屋が一体に繋がっており、引き込み建具の開閉で空間を仕切っているので、土間蓄熱式の床暖房にすることで建物全体が終日暖かい家としています。天井高5mのリビングは天井高2.2mのダイニングに繋がり、更に畳敷きの部屋は低く開けられた窓の坪庭に面して、よりコージーな空間になっています。
日射取得・遮蔽、断熱、通風、熱容量としての土間床等のパッシブデザイン手法を使っています。
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