この住宅は、これまで共働きで頑張ってこられたご夫婦が定年後の住まいとして計画されました。何度も訪れたことのある軽井沢で豊かな自然を満喫しながら生活を楽しむことが何よりの目的です。
お施主さんの要望は、落ち着きのある外観と子供やお孫さんが遊びに来た時に、快適に過ごせるようにしたいというものでした。また憧れの「蒔ストーブ」の採用も欠かせない要望でした。
外観や規模は、周囲の環境との調和を考え、平屋建てとして高さを抑え、外装材に焼き杉を用いて落ち着きのある意匠にしてあります。
今回使用した焼き杉材は、炭化層を薄めに仕上げたもので真っ黒ではなく特有の「茶黒色」をしており、周囲の緑とも非常に相性が良く仕上がりました。
内部は、L型の平面形状の間取りとなっており、来客時に落ち着いて過ごしてもらうために、客間エリアとは主屋エリアを繋ぐ位置に土縁空間(内土縁)を挿入した形になっています。この土縁空間は、様々な使い勝手と
軽井沢の空気を住まいの中に少しでも取り込むために用意しました。
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