果樹園の中の家

長野県の南部、飯島町に建つ一部共用型の二世帯住宅です。
クライアントの主な要望は、
①玄関とＬＤＫは共用で使う二世帯住宅
②客人が多いので８畳二間続きの客間
③果樹園の営んでいるので農機具を収納する倉庫
④既存のムロ(１０畳程度)をそのまま使いたい
の４項目でした。
玄関を挟んで北側に平屋建ての二間続きの和室を配し、南側に２階建ての二世帯住居部分を配しています。
二世帯住居部分の１階は共有のＬＤＫと茶の間を中心に南東部分の日当たりのよい場所に親世帯の寝室と水回り、それと農作業をしてそのまま上がれるように土縁を設けています。
また、土縁から半地下の既存のムロに入れるようにしてあります。
２階部分は子世帯のＬＤと寝室、子供室を配しています。
二世帯住宅でも二世帯の間のコミュニケーションはとれるような平面計画になっています。
また、前面道路に面して、客間部分とＬ字型に繋がる平屋建ての屋根付きの駐車スペースと農機具置き場を配しています。
周囲を果樹園に囲まれた、自然豊かな場所で、周囲の景観となじむような落ち着いた雰囲気の外観となっています。

設計工房 悠

百瀬 　満

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