南北に細長い敷地で、敷地の大部分は北側の道路から2m上がったレベルにあります。
道路と同じレベルにガレージを配し、その上に重なる形で寝室棟をとることで、南庭と中庭を両方確保することが可能になっています。道路をはさんだ向かいには3階建ての建売住宅が建ち並んでいますが、その奥には古寺の緑が茂っています。
向かいの住宅群を視界に入れずに、古寺の緑だけを取り込むことをテーマに断面計画を決定しました。1Fのリビングから眺めると、中庭の緑と少し低めの寝室棟越しに古寺の緑と空だけが目に入ります。逆に寝室から眺めると、向かいのリビング棟とそのガラスに映り込んだ古寺の緑だけが見えます。
2013.2 イタリアwebデザイン誌「designboom」掲載
http://www.designboom.com/architecture/uemachi-laboratory-sakai-house-in-osaka/
資料請求にあたっての注意事項