造成地内の敷地は東接道で、南東側に視界がぬけます。
ここに仲の良い若い家族のための木造2階建て住宅を計画しました。近隣との関係や日照を考慮しL字型の住棟配置とし、ひとつの大空間をゆるく区切り、思い思いにとどま
る事が出来る場を持つ家としています。
1階には主寝室と水回り、工作室があります。コンクリート土間の工作室は、庭から直接出入りできます。ここにはシンクを備え付ており、子供の工作や、妻のガーデニング、
夫の自転車の手入れなど、多様に使うことを想定しました。階段をのぼり居間へ至る道行きには家族室があります。ここは3枚引きの間仕切りを開けると子供室と一体となり、60cmの床レベル差で居間とも緩やかに繋がっています。最高天井高は3.8mで北側壁面に本棚とカウンターテーブルを造付け、横長の細長い窓を採ることにより、落ちついた学習スペースとしました。2階のオープンキッチンからは、居間や家族室、子供室、また庭の様子を知ることが出来ます。お料理好きの家族のためのもう一つの生活の場となっています。
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