m・style一級建築士事務所のアトリエ兼自宅です。
二世帯、家族五人が住む平屋で、敷地はけやき林に隣接し、室内に居ながら季節の移ろいを感じる事のできる場所です。
日本家屋のような深い軒と三角形の大きな屋根が特徴で、外壁の木部を雨から守る他、夏には強い日差しを遮り、冬には室内の奥深くまで日差しを取り込む機能的な役割を果たしてくれています。
室内は、今後家族形態の可変性を考え、間仕切りを必要最小限にしてリビングダイニングから寝室までを一体的に広々と使うようにしております。
二世帯で使う水回りの床は、古くからある日本家屋の〝土間〞をイメージして、フローリング部分から一段下げたコンクリートの仕上げとしています。冬にはダイニングのコンクリートの床が、日差しを受けて蓄熱床となり、ポカポカと室内の寒さを和らげてくれています。