約80m2(24坪)の土地に、駐車スペースも確保しなければならない厳しい敷地条件の中、 南側の角地方向に開くことで光や風を取り入れ、ルーバーによってアイレベルの視線はブロック。角地に対して、“遮りつつ開く”表情を持った住宅です。
テラスは、外部にあるもうひとつの居間。車は屋根無しで道路に対して平行駐車とし、小さいながらも囲われたテラスを取ることが出来ました。
全体のフォルムは、斜線制限に沿って上がっていく片流れの屋根。最も高くなる部分はロフトとして有効活用。内部は構造あらわしとして、天井高を出来るだけ高く確保しつつ、床懐を最小限に抑え、厳しい斜線制限もクリアしています。無駄は徹底的に排除していますが、単にコンパクトに空間を詰め込むだけでは息苦しくなってしまうので、細長いスリット状の吹抜やナナメの天井により、空間的な“ゆとり”の部分も生み出しています。
また、1階は収納やカウンターなどのしつらえを細かく考えた設計としていますが、2階は対照的にフリースペースとし、家族構成の変化に対応出来るプランとしています。
栄港建設
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