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44-house-の建築事例写真
44-house-
Life style工房  
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44 house
住宅街の一角に佇み
ガレージ一体型の奥に長い敷地を生かした平屋住宅

【軒の役割】

現在は軒の出が少ない家が多くなっているが、
元々、日本の建物は塗り壁が多く、高温多湿の気候のため、
特に風雨に耐える住まいが求められてきました。
庇や軒は、外壁の痛みを少なくするだけではなく、日差しの調整に
重要な役割を果たします。
軒はただ単にデザインだけではなく、
日本の住宅の耐久性にも深く関わると考えます。


【平屋の魅力】
日本の住まいは古来、平屋建てが主流でした。
今回の『44 house』はお施主様の希望である平屋造りにし、
和室のあるお客様用の空間と、家族のプライベート空間を
リビングの大きなTop Lightで区切りをつけ、ただ縦に長い平屋ではなく、
空間ごとに役割を持たせた間取りにしている。

平屋の魅力として、階段の上り下がりもなく、天井を高くしているため、
ゆとりのある間取りと、開放感のある空間で過ごせるように計画しています。
各所に壁面収納を設けているので、収納するための家具による圧迫感も軽減している。
約2mの軒下を使って、気軽に外に出て、雨の日でも子供が遊んだり、
地域的に農家が多いため 、野菜をもらった時にも気軽に軒下に置くことができます。
昔は当たり前だった風景が、この住宅では望むことができる。


【素材と空間の工夫】

軒天と天井材を同素材で仕上げることにより、
家の中から外を眺めた時に、ガラス面を通して一体感がある仕上がりにしている。
そのため、軒天の部分も天井との繋がりとして、
空間を1つに見せる効果があり、より広く開放感がある空間を演出してくれている。

建物の重要な要素としての『窓』

窓の位置も全て意味のある位置に配置しています。
西側の細長い窓は、夫婦の寝室の窓。
西側には住宅もあるため、プライバシーを守るために
高めの位置に配置し、西日の入りにも考慮しています。

足元部分の窓は和室の窓になり、休日にゆっくりと和室で
くつろぎたいという思いから計画しています。
正座をして外を眺めた時に、庭が一番良く見える位置に
窓を配置しています。

東側から西側にかけて光の通り道を確保している。
Top Lightの部分から、リビングの窓を繋げているため
より明るく、開放的な広がりのある空間を造り出している。
また、リビングから軒下に出ることもできるため、
軒下のテラスで家族揃ってBBQなど、アウトドアな遊びも可能。


東側と北側の正方形の窓がある子供部屋からは、外の風景を
額縁に入れたように見える窓を配置。
ただ単に風景を見るのではなく、隣のお家の生垣も利用させてもらい
景観を楽しめるようにしている。
また、正方形の窓の上部にFIXの細長い窓を設置し、
暗いと思われがちな方向に、明るさを取り込める配慮をしている。

南側からの光を惜しみなく家の内部に取り込むために、
玄関部分は全てガラスで仕上げている。
また屋根に設置された天窓は、インナーテラスの植物の成長を促すためと、
玄関から室内を見たときに、自然光の明るい光でお出迎えができるよう、
重要な役割を果たします。

Life style工房  のプロフィール写真

Life style工房  

安齋  好太郎

設計事務所会員
設計事務所会員とは
主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
お返事までお時間がかかります
竣工年
2012
部屋数
指定なし
家族構成
指定なし
構造
木造(全般)
住設メーカー
在来浴室,オーダーキッチン
所在地
福島県
ロケーション
住宅地