最寄りの駅から続く幅の狭い急な坂道。息を切らせながら坂を登り、さらにこの家の二階への階段を登っていくと周辺の山々を一望する景色が広がっています。
鳥になったかのような浮遊感のある景色の中に、その鳥の休憩場所のような存在としてこの住宅を設計しました。
全体はとてもコンパクトながら親世帯と子世帯の二世帯が共に暮らすために、寝室等の個室は極力小さく、また通常必要とされる機能の必要性を家族の性質に合わせて省いたり調整することで、一番大切にするべき居心地の良さ、喜びを最大限に享受できるよう考えました。
この休憩場所から毎日飛び立ち、帰ってくる。今までと同じ日々が少しずつ変わっていくことでしょう。
資料請求にあたっての注意事項