職住一体の2世帯住宅と、友達が集まる開放的なコミュニティスペースを兼ねた松戸の家3(ゲルのある家)。
職住一体の住宅ということで、玄関は2つ。その玄関を中央に配置することで、玄関を通って職場にいけるため、玄関で気持ちの切り替えをしてもらえれば、と考えました。また、玄関正面に坪庭を作り明るい玄関としながら、職場と住宅が緩やかにつながるようにしました。
さらに建主のご夫婦は友達が多いとのことなので、キッチンとリビングダイニングは一体にし、人が集まりワイワイできる開放的な空間にしました。敷地の南側には住宅が並んでいるので、陽を取り入れるためにリビングダイニングの吹き抜けには大きなハイサイドライトを設け、明るいリビングダイニングとしています。そのハイサイドライトからは周囲の家が見えず夜には月が見え、敷地の奥にリビングダイニングがあるため夜は静かで別荘にいるような感覚になります。
建主が経営されている鍼灸院の診療所と住宅の天井、そして壁はシナ合板で仕上げ、床には弊社と同じ杉の間伐材を使った無垢フローリングを採用していますが、床の塗装は引渡し前に建主と一緒に塗りました。その経験もあって、今では建主が自主的に床の塗装のメンテナンスをしてくれています。
さらにゲルと南側にあるウッドデッキは、建主と一緒に作ったもので、松戸の家3(ゲルのある家)は引渡し後も関われている思い出深い住宅です。
有限会社 MASA建築構造設計
株式会社助川工務店
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