鎌倉の街と海を一望する場所に計画したランドスケープデザインです。
計画の初期段階では、記念碑的なモニュメントや象徴的な空間を想定していました。
得がたい眺望を生かしながら、自然の植生の在り様を思い描くうちに、木々の佇まいから発想を得て、四季おりおりの庭を巡るかたちになりました。
笹船のかたちの四季の庭が、扇状にひろがるプランによって、散策する距離や時間を創り出し、移り変わる景色を楽しむ、奥行きのある場所になりました。
敷地が、鎌倉市の目指す世界遺産登録候補地に隣接することから、実施は見送られましたが、建築と庭を有機的に結ぶ、幅広い視野を持つことが出来ました。
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