建設地は都心の繁華街にあり、前面は幹線道路に反対側は線路敷きに面する生活するには厳しい環境にある。また、かなり変形した敷地形状に加えて、計画道路の位置指定があり3階以上のセットバックを余儀なくされ、デメリットばかり目立つ土地です。
このような条件の中でクライアントは住宅建設を選択し、独立されたご子息2世帯と一緒に住むことを希望された。このような状況の中、最寄り駅からも近いことから下層にテナントを入れ、上層を住居部分とした計画を提案した。
基本設計では土地の有効利用から床面積を可能な限り大きくと取ること、テナントのレンタブル比を高めることが当然ながら求められ、階段、エレベ-タ-の配置にかなり苦心した。
道路と鉄道の騒音対策にも十分な検討を加え、場所柄防犯対策にも細心の注意を払った。
外観はシンプルに品良く存在するようなファサ-ドをデザインし、敷地の間口が狭いことからテナントの様子が分かるように開口部を大きく取る提案をした。
また、屋上に高さ2.5m程の壁で囲み、外部の喧噪を感じさせない半屋外空間のルーフテラスを計画した。
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