敷地は東側に3m程の擁壁があり、南と西側が勾配のある道路に面した角地で、小学校にも近い静かな住宅分譲地に位置する。前面道路の勾配を利用して、地下1階に2台分のガレージと倉庫を計画した。
地下は鉄筋コンクリート造とし、その上に在来木造の箱を載せた。地下と基礎部分をしっかりした構造形式をとり、木造部分の柱、土台には国産檜4寸角(120*120)を使ったこともあり一般的な木造住宅よりも高いレベルの構造強度を持たせることができた。
家の中心として地下ガレージから2階まで吹き抜ける階段ホ-ルを計画し、集まる・遊ぶ・休むなど、家族が思い思いに利用できる場と考えた。そして、この場から各室へ展開するプランとし、西側に居間や客間などのパブリックなエリア、東側に寝室などのプライベートなエリアに分けて配置した。採光と通風も各室に取入れる機能も併せ持たせ、季節が感じられる空間を提供した。
和のテイストを持ったシンプルな外観を施主が希望されたため、勾配屋根を掛け、左官仕上げの外壁を構成し、施工業者の協力もあり落ち着いた品があり、気持ちの良い住まいを提供できた。
参照 http://www.atelier24.jp/mt/pro_mt.html
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