西新小岩Ｔ邸

長さ27.65m、幅員4mの袋小路状の私道奥に位置し、南北をマンションに挟まれた木造２階建て住宅。地盤は緩く、地下水位も高い。これらの敷地条件より基準フロアレベルを地盤面+1mとした。南端に設けたテラス上部から取込んだ自然光を空間全体に行き渡らせるため、２階にリビング、１階にダイニングキッチンを配置し、幅広の階段でつないでひとつながりの空間としている。フロアの高低差部分で仕上げや階段を異なった仕様とデザインとして空間を切換えた。レベル差によって生じる空間を床下収納や点検可能な配管スペースに活用している。

中辻正明・都市建築研究室

中辻正明+中辻雅江

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