敷地は南西斜面地に斜面のみの敷地形状となっています。
そこで、建物自体で土圧を支え斜面地に建物を差込み敷地面積を最大限活かす計画としました。
最上階を道路面からの主要なアプローチとし、建物高さを周囲の樹木の高さとあわせるようにし、庭の役割として緑化した屋上を計画しています。
開口部は眺望の開けた面に大きく計画し眺望を最大限引込むと共に、両隣地の樹木による良好な外気空気質を居住域に取り込む計画としています。
パッシブデザインを第一に考え重力差換気等の検討を行い、断面的に風の道を確保し、施主の「家の中でもアスレチック的な生活への期待」と合わせ多層スキップフロアーによる断面構成としました。これによりシチュエーションに応じた居場所を生み出し、居住者が互いの距離感を自然に図れるゾーン居住を実現しています。
また、外断熱+RC躯体による蓄熱放射効果等の温熱環境の検討により、自然な通風や木漏れ日等、五感で感じる感境建築を実現しています。
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