海と外を感じる気持ちの良い住まい。目の前には砂防林の緑が広がっている。この砂防林に面した大きな開口を一階につくり、外のデッキと室内をつなげ、家の中にいても外を感じる居場所をこの家の中心とした。一階と二階の間には少しの隙間をつくり、この隙間を通じて二階からもその気配を感じるような計画とした。この隙間を介して、砂防林から入る心地よい風が家全体に循環する。奥様はこの家でベビーマッサージ教室を開催するため、二階の床には畳が敷かれた。二階の大きなルーフデッキは二階のレベルよりも高い位置につくることで、畳室にいる時、視線が空へと抜けてくれる。畳で横になりくつろいでいる時、人が集まり教室が開かれている時、この二階からは空と心地よい風を感じる事ができる。湘南の海風が循環する心地良い住まいが完成した。
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