ヨーロッパでは高い文化レベルを維持しつつ、自然の中でゆったりと過ごす生活スタイルが浸透しています。クライアントはドイツでいくつもの自動車メーカーを渡り歩いて来られたインダストリアルデザイナー。ヨーロッパスタイルの“森の中の文化的な暮らし”を実現するためのアトリエ付住宅です。
敷地は畑が森に切り替わる場所にあり、八ヶ岳の裾野の傾斜に沿った緩斜面。外観は森の中に埋没させ、中に入ると、森に向かって一気に視界が開けるようにしました。こぎれいにまとめるのでは、大自然の力強さに到底かなうわけはないので、多少荒々しくはあっても生命力のある空間をつくりたい、そのように考えました。
木の門型フレームによって全体の空間の骨組みを作り、平面的にはくの字型に折れ曲がり、断面的には斜面に沿って徐々にスキップさせることで、土地の特性を読み込んだ構成になっています。
また、標高は1200mあり冬季は当然寒いですが、晴天率は高いので、薪ストーブとOMソーラーシステムを組み合わせたパッシブソーラーハウスとし、快適性と省エネの両立を図っています。
事務所のサイトでも詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。
http://www.uemot.com/case/detached_houses/houses_detailat25/
山口工務店
SIGLO建築構造事務所
ZO設計室
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