築42年のマンション一室のフルリノベーション。昔ながらの和室中心2DKをほぼワンルームとし、水回りを仕切る壁も上部を開放し最大限の広がり感を持たせている。
家の中心的な存在となるアクセントウォールは、かつてここで使用されていた木材を寄せ木細工のように貼りつけたオブジェのようなイメージとなっている。
無垢材のフローリングと既存壁下地を表しとした壁により、素材感と温かみのある空間となっている。既存天井をはがして塗装のみとし、通常のマンションよりも高い天井高を確保した。
リノベーションにより賃料は3割アップしたが、入居者はすぐに決まった。
空間の広がり、素材感、温かみのあるインテリア
あえて造り付けのものは少なくし、居住者が自由にインテリアをアレンジできるようにした。
建築はわき役であり、主役は住む人、家具や置物である。そのためには建築はあまり主張せず、控えめな表現が望ましい。その中で人にやさしい素材や色、形状を十分な検討をして決めていった。
satomimi sutudio 池上 知見
大久保建築 大久保 慶一
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