旧家の改築。前側平屋の親世帯と奥側二階建ての子世帯とが土足のまま利用できる共用玄関ホールを介して接続されています。前面道路に面した敷地入口脇には市の天然記念物となった樹齢数百年のグミの大木が鎮座し、旧家であることを偲ばせます。純和風は好きでないという家族の嗜好に沿って旧家の風格を落ち着いた現代建築で表現しました。蔵の機能も含めた物置棟と奥の駐車スペースとが敷地境界塀を兼ねています。降雪や寒冷に伴う凍結対策、室内の暖房対策に配慮した寒冷地建築として計画されています。
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