新しく2世帯で生活をはじめるにあたり、既存の母屋に隣接して増築する計画です。昭和後期に建てられて以降、何度と増改築・改修を繰り返しながら丁寧に手入れがなされてきた住宅であり、外観やインテリアは、母屋のデザイン要素やディティールをなぞらえ、全体がまとまりのある建築群となるよう設計しています。
それぞれ生活空間は完全に独立しながらも互いの気配を感じることができるよう、干渉空間として母屋と増築棟の間に小さな中庭を設け、それを取り囲むように主要な室を配置しました。そして、2階のテラスと腰壁が中庭を中心に住宅全体を囲み、家族のプライベートな屋外空間を確保しています。
資料請求にあたっての注意事項