木造2階建て住宅のリノベーション。
階別2世帯での住まい方は38年の時を経て家族構成の変化と共に、また10年後20年後の将来を見据え生活の比重を1階へ移す事としました。
先代から引き継がれたこの住宅は、大工や左官の美しい仕事が多く見られる、いわゆる日本家屋です。施主の思いをかたちにしつつ、それに敬意を示したデザインとしました。
北側からの安定した微光と障子越しに射し込む淡光が合わさり居間を照らします。また、小気味良い間隔で連ねた隙間から あかり が漏れる格子は2階と1階の生活をつなげる象徴的なデザインとしました。
床、家具、建具などは木目の美しいオーク系で統一し、それらと合わさる素材は石目やモルタルなどの力強さを感じるものにしました。柔らかな光がさす団欒の場は静穏でありつつ活力のある空間となっています。
1:自然素材をふんだんに使ったインテリア
2:「WOHL HUTTE(ヴォール ヒュッテ)」さんの造作キッチン
3:格子が美しい階段デザイン
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