最初にお伺いした時には築100年の萱ふき屋根の大きさと迫力に少し驚きました。また、お宅の中を拝見 させて頂き最近の住宅とは比べ物にならないぐらい良質な木材が贅沢に使用されていることにも感激しました。 『先代様が建てられた家屋を後世に残す』という施主様の目的をお伺いし、難しい工事でしたが 大工さんや屋根屋さんと知恵を絞りながら施工させていただきました。大量の萱を撤去して葺き替えると 費用がかさむ上、材料の入手困難という問題にも直面しました。そこで萱はそのままで軽い材料を使用し 重い屋根の負担を少しでも軽くする工夫をしました。軒先に近い部分はルーガという軽量瓦です。見た目も 美しい仕上がりになり、施主様にも大変ご満足いただきました。
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