湿気の多い日本の風土に対応した建築形式として昔からある、高床式の考え方を取り入れ、1階の床を高めに設定している。それに伴い、暗く湿り気がちな地下空間を、風が通り抜け、光が射し込む快適な環境をつくり出している。同時に、地下のない1階部分の床下も、地面から浮かせた構造とすることで風が抜け、いえ全体の湿気対策と建物の耐久性を高めている。
また南北に長い敷地に対し、南北に長いテラスを設けることで、いえの奥にまで南からの光が届き、家中が明るく開放的な空間になっている。このテラスに面して、リビング・子供部屋・書斎などを配し、内外一体化した広がりの感じられる空間を意図している。
※倉本剛建築設計事務所と共同設計
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