






2026年5月に竣工します!まだ建設中なので、実際の写真でなくCGパースです。
伊勢神宮外宮参道の伝統的な町並みに調和しつつ、参道の景観形成に寄与する象徴性を備えた木造店舗の設計である。外観は大きな切妻屋根を特徴とし、木質感を前面に打ち出した構成とすることで、周辺環境との一体感を図っている。CLTを構造材および外壁材として用いたコンビニエンスストアの設計・施工である。
外壁には焼杉加工を施し、杉材本来の木目や質感を活かすことで、周辺の伝統的建築様式との視覚的調和を図った。軒の出や屋根材との取り合いを丁寧に検討し、現代的なCLT建築でありながら、参道景観との連続性を意識した外観構成としている。
構造計画においては、CLTを面材として活用することで高い構造強度を確保し、柱・梁を極力省略したシンプルな架構を実現した。南北のコの字型外壁および切妻屋根をCLTパネルで構成し、内部は無柱の大空間とすることで、店舗としての機能性と開放性を両立している。
また、参道景観に溶け込みつつも商業施設としての視認性を確保するため、看板の位置および高さについても慎重に検討を行った。
施工面では、工場加工されたCLTパネルを現場で組み立てる工法を採用し、RC造と比較して工期の大幅な短縮を実現した。これにより、基礎への荷重負担軽減や施工管理の合理化にも寄与している。
防耐火性能については、面全体で荷重を分散するCLTの特性を活かし、準耐火45分の燃え代設計を採用することで高い耐火性能を確保した。厚さ150mmのCLTパネルは、高性能グラスウール(16kg/㎥・厚さ50mm)相当の断熱性能を有する。さらに、十分な炭化層を確保した焼杉加工を施すことで、30~50年程度の耐久性が期待される。
本計画は、CLTと焼杉を組み合わせることで、構造性・耐火性・耐久性・断熱性・意匠性を統合した、機能複合型の木質建築を実現したものである。
建物を特徴づける大屋根は、伊勢神宮の社殿建築を想起させる伸びやかな切妻形状とし、現代的な店舗建築でありながらも、落ち着きと象徴性を併せ持つ意匠としている。深い軒の下の参道に面する外部空間は、観光客が歩行しながら自然に立ち止まり、滞留や交流が生まれることを想定した木質空間として計画した。
設計 向日葵設計
施工 なかむら建設、朝日館(焼杉+保護塗装)
敷地面積 725.46㎡
建築面積 258.25㎡
延床面積 235.06㎡
階数 地上1階
構造 CLTパネル工法 一部木造軸組構法
工期 2025年12月~2026年5月
外壁は150mmの厚みの木パネルだけです。内部に柱はまったくありません。外部側は木材を焼き、焼杉にして50年の耐久性をもたせました。
伊勢外宮参道にふさわしい外観を実現するために外壁は木現しとしています。参道にそって人々が滞留・交流できるスペースを計画しました。
施主が焼杉を行いました。とてもきれいな外壁です。建築主と設計者と施工者が三位一体となった建築です。是非、見ていただきたいです。

資料請求にあたっての注意事項