大阪府某所に建つ8人家族の為の狭小住宅です。
両サイドをギリギリまで家屋に挟まれた立地の為、どのようにして室内に光を送り込むかを考え、光を拡散する光の床を採用しました。
ペントハウスに設置した天窓から3層を貫き玄関土間まで柔らかな光が導かれワンルーム形式の各階に明るさをもたらしています。
大家族の生活の場は余り間仕切らず基本的な形式をワンルームとする事で自由な平面を構成しています。
家は余り複雑に計画し過ぎると本来の住まい易さや、純粋な美しさ(カッコよさ)がどんどんと失われていくように感じます。
私たちが白いご飯をいつまでも飽きずに食べられるように、住まいも基本的な骨格はシンプルで飽きのこないスタイルであるべきと思います。
しかし一見、形や色が同じに見えても質や空気感は作り手の想いの掛け方により全く異なって参ります。
この住まいもまた、シンプルでありながら多数の家族の想いを形にし、味わい深い空間に仕上がりました。
笹原建設株式会社
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