弊社基本最低基準であるUA値0.46W/㎡Kを上回る超高性能住宅です。
計画の段階から、電気の完全自立をご希望でしたので、できる限り小さなエネルギーで暮らせるために、建物の断熱性能をUA=0.22W/㎡Kまで引き上げ、更にエネルギーの3割を程を占める給湯エネルギーを削減するために、太陽熱集熱システムを設置しました。衣類乾燥(乾太くん)にガスを希望されたため完全なエネルギーの自立ではありませんが、スペック的には、ガス無しでも可能で、電気は電力会社に接続しない、完全オフグリッド住宅です。またPHEVの充電も行い、自然のエネルギーで通勤ができています。
オフグリッド住宅は、太陽光と蓄電池の設置により電気をつくり自家消費しますが、いくら晴天率が日本1~2位の浜松とは言え、降水量の多い地域でもありますので、充分に発電が出来ない日数もあることを考慮する必要があります。そのため、適切な太陽光発電能力と蓄電容量、そして住む人のエネルギーを使う意識が重要になります。
コンセントに挿せば、当たり前に使える電化製品も、しっかり考えて生活することで、より小さなエネルギーでも不便無く充分に幸せな生活が送れるようになります。また天候等の影響で万が一電力不足となった場合は、自家用車からの給電や別に用意したポータブルバッテリーなどを活用し、家の必要な回路へ給電出来るシステムで、誠風庵が推奨する系統オフグリッドシステム(家庭の分電盤の1回路毎にオフグリッド化していくと言う考え方)により、エネルギーを自分で選択することが出来ます。基本的に製品として販売している蓄電池やV2Hは組み合わせで保証対象外になるなど製品が希望に追いついておらず、マニュアルちっくではありますが、シンプルなため返って使い方が分かりやすく、しかも安価に出来ました。
気密C値は0.3c㎡/㎡と良い気密性能でした。
エネルギーが高騰化してきていますが、今後、炭素税の導入など、更に高騰化が進行していきます。より小さなエネルギーで暮らせる様、超高気密高断熱(UA値0.22W/㎡K、C値0.3c㎡/㎡)のHEAT G3クラスの断熱性能を確保し、温暖地ならほぼ無暖房で暮らせる仕様とした上で、太陽光+蓄電池により電力の完全オフグリッド化を実現しました。エネルギー需要の中で大きく占めるのが給湯エネルギーですが、これも太陽熱集熱システムで賄えます。
また各地で災害が発生しておりますが、家族を守る箱である住まいをより安全にするために、高耐震性(等級3超え、偏心率0.05未満、層間変形角1/200以上)+制震装置を確保しています。
室内は、床は天竜杉、壁と天井は、シラス壁と天竜杉の組み合わせで、収納内は桐板張りとし、クロスは使用していません。
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