
















将来の観光客・インバウンドの増加を見込み、既存の阿仁合駅のリノベーションをすることになった。
既存の駅舎は、シンボリックな大きな三角屋根の2階建て。全体は木造だが部分的に鉄骨を使ってる。この地域は、秋田でも豪雪地域として名高い。駅舎も長年の雪の影響で壁は歪み屋根は腐食していた。
建築の基本的な性能(耐震・断熱)を現代に戻すことはもちろん、町の顔となっていた特徴的な三角の外観は残し、内部の2階の床を抜いて吹抜けを造り、駅舎内部でもそのシンボリックな三角屋根の気積を感じられる様にした。
1階は1/3を地元のお土産を中心としたショップに、1/3は待合と交流スペース、残り1/3はギャラリーとこの地域でも人気の洋食レストランを計画した。客席から内陸線が見え、トレインビューカウンターを用意した。ここは地域の数少ない外食ができる場にもなっている。
エントランスに入ると大きな吹抜けが利用者を迎える。
その傍で、住人がギャラリーを訪れたり食事を楽しんでいる。駅舎が単なる待機場所としてあるのではなく、外からの利用者と地域住民が触れ合うそんな文化のコミュニティが生まれる場として機能させたかった。
①三角の吹抜け
既存の駅舎の三角形の外観を中でも感じられるように大きな吹抜けにしました。
②広い間口
鉄道の利用者だけではなく住民も集まる場所になるようにギャラリーやレストランを設け、開放的にデザインしました。
③トレインビュー
鉄道を見ながら時間を過ごせるように、トレインビューカウンターを設けました。
街
鉄道の駅という施設ではなく、住民も集まる建物そのものが街となるように計画しました。

高橋理特子建築設計事務所
コードアーキテクツ
ASA 鈴木啓
第一建設工業株式会社
秋田内陸縦貫鉄道