日本海、丹後半島の突端、海に面した町があります。
太平洋側の通年穏やかな気候とは違い、夏と冬では海の表情が一変する
この地で暮らされる、ご家族にとって、その恩恵を授かる時期は1年の内、
ごく限られた期間で厳しさを実感される期間も長いとの事です。
そんな海に向き合いながら、積極的に暮らしの中に海を取り込もうと言うご意向に
沿い、様々な視線で海を切り取ったプランを提案させて頂きました。
下階に個室を配置し、座の姿勢で海とその対岸の半島が目に入る開口の取り方を
上階には、パブリックな生活空間であるLDKを置く計画で大胆に海が目に飛び込む
開口の取り方をしています。
ダイニングテーブルに組み込んだ業務用の鉄板焼き器は、今やご家族の
必需品だとかで、週の内の使用頻度も高いそうです。
住まい手にとって、住まいづくりは長年の夢だったそうで
家が完成してからは、ぱったりと住宅雑誌も買わなくなったのだとか。
やっぱり、我が家が一番ですね!