施主はこの森・山の景色を気に入りここで生活することを選びました。
敷地は大阪の郊外の山間部を切り開いた、大規模な分譲住宅地の東の端。
目の前にはクヌギやコナラが多く植樹されている森林が広がっています。
生活の中心となる2階には二つの空間があります。
一つは窓外に広がる森を眺めながら、食事や団らんを楽しむことができる生活の中心となる空間。
もう一つはトップライトからの明るさで満たされる、手作業が中心のアトリエと、水廻りの空間。
それぞれに異なる断面を重ね合わせて「家型」の架構が生み出しています。
窓から見える景色には、森に住む野生の鹿が時折姿を見せることも。親子で来ることもあれば、仲間とやってくることもある。
どうやら沿道に人の手で植えられた若い苗木や、その葉を食べにきているようす。
そういった姿を眺めるのも楽しみの一つでしょう。
木造でもシンプルな空間
大きな開口部
無駄のない空間利用
私たちの考える家は、その場所・住む人に合わせた工夫が満載の空間となっています!