大阪府堺市に計画されたコートハウス型の住居(中庭のある家)です。
敷地は大阪府堺市の古墳が多く残る歴史あるエリアの住宅街に位置します。
約150坪ある敷地の中にクライアントからの要望でリゾートライフを実現すべく中庭のある住居の依頼をいただきました。
来客の多い住まいとなることから表には来客用駐車スペースを3台分確保し、それらを除いた範囲内に車庫2台分と住居部分、中庭部分をそれぞれレイアウトすることから計画はスタートしました。
リゾートライフというキーワードから日々の暮らしの中で近隣の建物を目にしたくないということ、逆に覗かれたくないということを特に意識しながら中庭を中心に各室の配置や壁の高さなどを計算しながら全体のボリュームを調整しました。
1階は玄関や広めのLDK、寝室、水回りを基本として、リビングダイニングの先にはLDKの約2倍の広さを持つ中庭が広がっていきます。中庭は主にタイルエリア、芝生エリア、水盤エリアによって構成されており、クライアントが希望される様々なアクティビティに対応しております。特に水盤に設けられた吐水口から落ちる水の音はリゾートライフとリラクゼーション効果をもたらす意味ではとても効果的です。
また玄関より長い廊下を抜けたその先にはゲストルームとしてもお使いいただける和室を設け、専用の庭をその先に設けております。
2階は主に個室がレイアウトされ、各部屋より中庭の緑を望んでいただけます。
自宅にいながらアウトドアな生活を全開で満喫できるとても贅沢な住まいになったように思います。