購入の候補となる二つの敷地選定の段階からご相談を頂き、アドバイスをさせていただいた結果、三角形の変形敷地に約35坪の住まいが完成しました。
黒い外壁は当方の設計による別邸をご覧頂き、決定された物で、薪ストーブの煙突と相まって調和の取れたものとなりました。
薪ストーブの採用が絶対条件として挙げられていましたので建物全体に、その暖気が行き渡るように空気の流れをデザインしました。薪ストーブの煙突は小さな吹き抜けを通し住まいの上方に昇ります。そしてその暖気は階段を通し、下階にも回り、住まい全体を暖めると言うもので、実際にその効果を確認する事も出来ました。
リビングは南面を大きく開放せず防犯とプライバシーに配慮し高窓を連続して設けましたが、吹抜けを通し、冬の暖かな陽射しが住まいの奥にまで降り注ぎ、外部の視線を気にせずに落ち着いた生活を送れます。又、薪ストーブの前には、暖かな陽射しを浴びながら、うたた寝するにはもって来いのソファを造り付けています。
2階には、お子様が楽しめる、ワクワクするような設えを用意し,笑い声が響き渡る様が想像出来そうです。
住まい手こだわりの「かわいさ」を私なりの解釈で随所に表現させて頂いた住まいでもあります。