屋上付木造狭小住宅

20坪程の狭小な敷地を最大限生かし、シンプルながら効率よく積み上げ、
家を住む為の集積回路に見立てファサードに表現しました。
外壁デザインは角窓を黒い帯でつないだ集積回路の表現になっています。
2FのLDKはリモコンで電動スクリーンとシャッターを下ろすことによりシアターリビングに変化します。
昼から夜へと光をコントロールし、それぞれのシーン、時間帯により最良の空間を作ります。
1Fにはバスルームと主寝室、その奥にご主人の隠れ書斎があります。
3Fはブリッジを渡り子供部屋へとアプローチします。
都心の中で空間を最大限使えるよう、庭が取れない代わりに屋上も設置しました。
夜はビールをおいしく飲める空間です。
また、グラスウールの代わりに木の素材を使った断熱材を使用し、
各居室の壁には調湿性のある珪藻土を使用、
床暖房による輻射熱でエネルギー効率が良くなるよう配慮したエコ住宅でもあります。

スペースクルーズ一級建築士事務所

古川明久

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