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LiVESの家
2017年 6月19日

ラフな素材感とさわやかな色使い。
海と緑に調和する家

Beach Side House in 湘南

白いペンキやアンティークワックスの塗装で、木の表情に変化を加える。古材を効果的に取り入れ、上下階で雰囲気の異なる空間に。

text_ Yasuko Murata photograph_ Takuya Furusue

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2階のLDK。ハイサイドライトからふんだんに光が入る。天井や梁、板張りの腰壁などを白く塗装し、壁の上半分を漆喰で仕上げ、明るくナチュラルな印象に。

Beach Side House in 湘南

(神奈川県藤沢市)

設計・施工
STUDIO・LEON
住人データ
夫(39歳)エンジニア、妻(38歳)主婦

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無塗装のレッドシダーをよろい張りにした外壁。引っ越してきて5カ月ほどだが、日差しが当たる部分と当たらない部分で、木の表情に違いが出てきている。

サーフィンが趣味で、都内に住んでいたときは2~3時間かけて海まで通っていたという槇本憲太さん。奥さまの尚子さんと2人暮らしで、3年前に茅ヶ崎の賃貸住宅に引っ越し、海の近くで一戸建てを建てるために土地を探し始めた。見つけたのはサーフスポットまで歩いて200mの立地にある40坪ほどの敷地。松の防砂林に囲まれた緑豊かな環境だ。

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1階の土間からつながる庭。2階のウッドデッキの床が庇代わりになり、日差しをやわらげている。

光と風をふんだんに取り込み、屋外とのつながりを感じさせるようにデザインしました。外壁は海に近い環境や周囲の松林と調和するように、無塗装のレッドシダーをよろい張りに。経年で味わい深く変化していく様子も楽しめます

そう話すのは、湘南エリアの住宅を数多く手掛けているスタジオ・レオンの河村礼緒さん。プランは、2階にウッドデッキに面したLDKとロフト、水まわりを配置。1階は2つの個室と玄関から直接つながる土間スペースを設けている。

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1階の廊下の床は古材。トイレの床も同じ素材でフラットにつながる。階段の踏み板にも古材を使用。

1階の土間は、サーフィン後に友人たちが立ち寄れるフリースペースとして使っています。土間なのでウェットスーツのまま入ったり、サーフボードを手入れする場所としても気軽に使えます(憲太さん)

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リビングのドアは古材で造作し、波ガラスを使用。

1階の壁は板張りに白いペンキ、天井はアンティークワックスを塗装。土間から小上がりになった廊下や階段には古材を使っている。2階の床は木目や節を活かしたラスティックオークのフローリング。オイル塗装で肌触り良く仕上げている。さらに、壁の上半分には漆喰を塗り、天井を真っ白に塗った。

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1階の土間は、天井材をアンティークワックスで塗装し、木の存在感を強調している。下足棚もシナランバーで造作するなど、ラフな雰囲気に仕上げている。

1階は半屋外のようなラフな空間、2階はリラックスできる居心地の良い空間で、雰囲気が全然違います。古材を使った廊下や階段が、その2つの空間をつないでいるように感じます(憲太さん)

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2階のデッキフェンスもよろい張りにして外壁と統一。

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LDKのロフトはサーフボードを置く場所としても活用。

自然素材を活かした明るい雰囲気の2階の空間の中で、キッチンの面材には古材を使い、家具のような味わいを出している。壁の白いタイルが、さわやかな印象も加えている。

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LDKは古材を使ったキッチンがアクセント。天板はステンレスで使いやすく、タイルでさわやかさをプラス。パントリーへと続くブルーのドアはアンティーク。

キッチンには、好きな素材である古材を使って個性を出したいと思いました。生の木の色は好きですが、あまり木の部分が多いと、重々しくなってしまう。適度に白く塗ったり、タイルを取り入れたりすることで、木の魅力がより引き立てられていると思います(尚子さん)

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ロフトからLDKを見下ろす。オークフローリングや漆喰など、自然素材がふんだんに使われたあたたかみのある空間。

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半屋外的な土間のフリースペース。サーファー仲間が海からあがった後に、一休みしていく場所にもなっている。

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〈物件名〉Beach Side House in 湘南〈所在地〉神奈川県藤沢市〈居住者構成〉夫婦〈用途地域〉第1 種低層住居専用地域〈建物規模〉地上2階建て〈主要構造〉木造〈敷地面積〉133.01㎡〈建築面積〉47.82㎡〈床面積〉1階 45.33㎡、2階 47.82㎡、合計 93.15㎡〈建蔽率〉35.96%(許容40%)〈容積率〉70.04%(許容80%)〈設計・施工〉STUDIO・LEON〈構造設計〉山下設計〈設計期間〉2ヶ月〈工事期間〉5ヶ月〈竣工〉2015 年


※この記事はLiVES Vol.85に掲載されたものを転載しています。

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