古民家を一棟貸しの宿にリノベーションするプロジェクトです。
狐の嫁入りで有名な新潟県阿賀町。
宿の名前は「らくら 奥阿賀七名庵」。
静かな田園に佇む、旅の拠点づくりです。
大きな杉と美しい田園に囲まれた環境ですが、豪雪地域でもあるため
自然とどのように暮らすかがテーマでもあるリノベーションです。
60年前以上の梁や柱などの構造部材をできる限り残し、見せながら新しい素材と融合させる設計です。
豪雪地帯であり、冬期の暖房負荷を軽減させるため、床や壁、サッシの断熱性能を高め、外皮は防水から全て改修しました。
木造屋根組のダイナミックな架構を見せたかったのですが、
宿という施設性能上、断熱性や暖房機器のランニングコストを優先し、
全ての居室は天井断熱として、断熱材と石膏ボードで覆うことにしました。
新潟の阿賀という自然に恵まれた地域に佇み、
長く観光客や地域の方々に愛される滞在型拠点としての古民家再生事業に寄与できればと思います。
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