敷地は方位と45度の関係にあります。写真の右手に公園があり、二階のリビングから木々の緑を楽しむ間取りです。大きな庇が夏の高い位置からの日除けとして働き、左の窓の無い大きな壁が西に大きく傾いた夏の西日を遮ります。冬は屋根庇の下から低い日差しを夕方まで取り込みます。中間階に玄関が設けられた、高気密高断熱のスキップフロアー型住宅です。
柱は120mm角。柱から柱まではセルロースファイバーを断熱材として充填しています。保温性はもちろん、遮音性や耐火性においても今一番選びたい断熱材であり工法です。一方、外壁にもロックウール外断熱材80mmが施されています。完成後、MATさんからは以前お住まいになっていたマンションの同月の光熱費との比較されたご報告が届いています。2月の電気代は15,490円が4,891円に。約70パーセント減です。
前宅と最も寒い二月で電気代を比べて70%の減額。そして、それを実現した断熱材のひとつセルロースファイバーの遮音性。その高さは、住まいに静寂さも実現。大好きなピアノの演奏も気兼ねなく行えるそうです。内装は強くご希望されていたバーケットの市松模様のフローリング。ストレート張りと違って部屋の方向性を強調しすぎないので、景色を眺める方向軸と建物の向き、部屋の向きが合っていない場合には良い選択だったと思います。
様々なご希望を戴きました。新しいものに対しては打合せでメリットデメリットをしっかり洗い出し、計画に盛り込むものと外すものをご一緒に考えてまとめて行きました。
依頼主の生まれ育った敷地ということで、ご家族は勿論ですが、近所の皆さんとの関係も大切にしました。工事によって影響が出ない方法を探る為に隣接の方々との打合せを行いました。
ローマ字のGにもHにも見えます。
N'sファクトリー
小川工務店
本田塗装
北州アルセコ
資料請求にあたっての注意事項