三角形敷地の高台の家

敷地は高台の住宅地の先端にあり、崖に面する西～北方向には周囲を取り囲む山の眺望が美しく見え、遠望には海も少しだけ垣間見えるような場所である。ほぼ三角形の敷地に、その眺望を上手く取り入れるために建物は平屋と2階建ての棟をL型につなぐ形状とした。建物に囲まれた最も眺望の良い位置には2つの棟をつなぐように広いウッドデッキを設けて、このウッドデッキの日当たりを確保するためにも南側のＬＤＫ棟は切妻屋根の平屋とした。寝室棟は1階に夫婦の寝室と水廻り、2階に子供部屋ｘ２室と家族供用のオープンなワークルームを設けている。外壁は焼杉板張、床はカラマツのフローリング（一部床暖房）、内壁は白い紙クロス張としてシンプルで明るい室内空間としている。

tentline（テントライン）

水口 裕之

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