猫と暮らす、一人住まいの家

女性ひとりと猫１匹が快適にくらす、シンプルな住まいです。
間口3mほどの狭小敷地に建つ、幅2.1m、奥行き10.9mの小さな家です。
狭小地でしたが、隣家との関係や、持続的に外壁や設備のメンテナンスができるスペース、来客時の駐車、と建主が長くここで暮らしていくために必要な「空き」を確保しながら建物の外形と配置を決めました。アプローチを奥へとひきこみ、建物の中央部に玄関や階段といった動線をまとめることで、細長い空間ながらも両端に居場所をつくりました。
猫と暮らすためのキャットウォークを兼ねる棚や、家具のような階段、収納を兼ねソファベットコーナをしつらえ、コンパクトな空間の中で豊かに暮らせるよう工夫を凝らしています。

田中郁恵設計室

田中郁恵

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