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記事作成・更新日: 2021年 4月14日

猫と暮らすための家、建てました!ペットにやさしい新築事例5選

ペットと過ごす時間がオフの楽しみという方も多いのではないでしょうか。もし、愛猫家が家を新築するとしたら、猫が自由に動き回れる家をめざすはず。猫の運動不足を解消できて、爪とぎも気にならない…そんな猫にも人にも快適な家が理想ですよね。

そこで今回は、“猫と暮らすための新築建築事例”をSuMiKa編集部が厳選しました。動き回れるキャットウォークやキャットステップ、爪とぎや外との出入口など、猫仕様に考え抜かれた工夫は必見です!

1:箕面 ねこと暮らす住まい

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3人のお子さんを含む5人の家族と、猫2匹が暮らすお住まいです。住居が密接して建つ敷地の中で、コンパクトながらも明るく伸びやかな暮らしとするため、2階にリビングをおくことに決定。

屋根のかたちそのままの高い勾配天井には、水平に屋根を支える木材(梁)を架け渡しています。この梁の上を歩く猫ちゃん達が、棟を支える束で行き止まりにならないように、二匹の猫がすれ違いできるように、二本一組としています。

この天井は2階を端から端まで連続し、外観にも三角の高窓として現れ生活の灯りを映し出しています。

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その他にも、猫用トイレくぐり戸を設けたり、顔を出す孔を設けたり、脱走防止扉を設けたり……と、猫の過ごしやすさを追求した工夫も! 人も猫も快適な家が実現しました。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50㎡〜100㎡未満


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2:MNハウス

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縦長の敷地に建てられた、事務所併用住宅。ご主人が想い描く「働きながら暮らす現代の長屋」そしてリビングを中心とした「ペットと共に暮らす空間」をテーマとしています。

メインの場となるリビングは、ロフトが一体的につながり、空間に開放感を与えています。

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そしてロフトとリビングにかかる梁はキャットウォークにもなり、猫たちが家具から上って回遊したり、または寝そべったりと、ご主人とペットによる立体的なコミュニケーションが生まれる仕掛けがたくさん。

遊び心ある空間と仕掛けを介して、人間とペットとの豊かな関係性がつむがれる住まいです。


【事例詳細】

・構造:混構造


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3:猫と暮らす高断熱住宅

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6匹の猫と夫婦が、老後を見据えて安全快適に住める家であることに加えて、常に扉を開けて暮らせるように高断熱住宅であることがリクエスト。

両側隣家の屋根より高いハイサイド窓を設け、日中の採光に考慮したことで、柔らかい印象を与える自然素材のインテリアテイストが活きました。

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本住宅では猫と人がストレスフリーで快適に暮らせるように、4つの工夫を盛り込んだそう。

1つ目は“通風と猫の逃亡防止”で、ルーバー雨戸設置とスリット窓で解決しました。2つ目は2階に猫兼用の手洗い付きトイレを設置。3つ目は猫の爪とぎ問題を懸念して、壁すべてを塗料など爪のかからない仕上げにしたうえ、柱などにはカバーをつけました。そして最後は、立体的に猫が動けるスペースづくりとして、壁に移動できる置き場や、階段のように登れる収納スペースを設置。

理想の暮らしの実現のためにさまざまな工夫が施された、まさに「猫と人のためのおうち」です。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:100㎡〜150㎡未満

・予算帯:2500万円以上〜3000万円未満


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4:大草の家~猫と暮らすやさしいデザインの家

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この住宅にはなんと猫専用の玄関が設けられています! 人の玄関横に設置されていて、猫とも快適に過ごせる住まいに。

猫の足の洗い場もあるので、自然のなかで動き回ってきた猫ちゃんをキレイな状態でおうちに招き入れる準備も万全。

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また、玄関から中庭へ視線が通る窓があるため、外でのんびりしている猫ちゃんの様子もしっかり確認できるのも安心ポイントですね。

ほかにも、壁に埋め込まれた本棚に窓を設置し、猫の通り道とするアイデアも。自由に行動できる道を作ってあげることが大切です。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:200㎡〜300㎡未満

・予算帯:2500万円以上〜3000万円未満


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5:夫婦とねこの家

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ご主人の要望は共働きの夫婦二人が帰宅後や休日に安らげる空間と、それと同等かもしくはそれ以上に飼っている猫の空間を重視したもの。

そこで2階に設けたリビングスペースを天井の勾配を利用した吹き抜け空間とし、そこで猫が縦横無尽に行き来できるようなキャットウォークや化粧梁、ロフトなどの仕掛けをつくり、床上では夫婦が猫の様子を眺めながらくつろぐことのできる空間を設計しました。

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壁を突き抜けたデザインや上に駆け上がれる階段のような足置き場など、遊び心のあるデザインは、暖かいウッドデザインに統一することで違和感なくインテリアに馴染んでくれます。まるで自然の中にいるかのような豊かな空間が実現。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:200㎡〜300㎡未満

・予算帯:2500万円以上〜3000万円未満


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猫と快適に過ごすための建築事例をご紹介しました。気になった間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSuMiKaで建築家さんに相談してみてくださいね。


*minomu.shi / PIXTA(ピクスタ)

※こちらの記事はSuMiKaの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。

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