郊外の小高い丘に雛壇状に造成された敷地に建つ住宅。子育てがひと段落したタミングでの建て替え。40年以上前に造成された住宅街にあり、落ち着いた風情の街並みに馴染むよう落ち着きのある佇まいを心がけた。
丘陵地にあるため2階の眺望がよかったのでインナーバルコニーを設けた。手すりが腰掛けにもなっている。
主要な窓には木製の雨戸が引き込めるようになっており、近年急増する大型台風対策になるのはもちろん、木製の戸袋が外観に落ち着きをあたえ、網戸も収納できるので使わない季節は汚れ防止にもなる。
もともと週末に家庭菜園を楽しまれていたこともあり、引き続き家庭菜園を楽しむスペースのある庭を希望されていたので、リビングと庭を緩やかに繋ぐためウッドデッキと深い軒を設けた。