個性的なアパートにしたい。それが最初の要望のひとつでした。
個性的でもアパートということで、収益性とのバランスも重要になります。そこで、コストをあまりかけずに個性を出せるように設計をしました。
外壁はメインにガルバリウム鋼板を採用し、ゴールド、シルバー、ブラウンの三色を組み合わせ、周辺環境に配慮しながらも、他にはないような外観を作り上げました。
内部については、賃貸部分はシンプルな作りとすることを心掛けて、オーナー宅については、依頼主の好みであるモロカンスタイルをイメージして計画しました。ビビットな赤や青などの塗り壁をアクセントで取り入れ、垂れ壁はアール形状としています。また、狭い面積でも広く感じるように間仕切りをできる限り少なくし、空間に広がりが感じられるように考慮しています。
南側道路の角地であることから、日当たりも良く、窓の位置や数も、風が通るように検討しています。