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記事作成・更新日: 2023年 2月16日

擁壁の課題を解決した建築事例7選

新しく家を建てるとき、土地を買うとき、建て替えするとき、しばしば「擁壁」についての課題が発生します。それは自分の土地の擁壁の場合もあれば、隣接する土地の擁壁の場合もあります。そんな「擁壁」の課題を解決した建築事例をご紹介します。どのような利用方法、対応方法で解決し、理想の家を手に入れたのか、皆さんの家づくりの参考になれば幸いです。

擁壁がある物件、擁壁のある土地など、擁壁問題について相談したい専門家が見つかりましたら、各専門家ページから【資料リクエスト】や【メッセージ送信】をご検討ください。




<1>逗子空の家

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急傾斜地内擁壁上の敷地安全性を確保するという課題を解決した住宅です。道路側からは想像できないほどの大きな眺望を抱えるこの敷地は、1階リビングでありながら高層ビルに住んでいるようです。



【事例詳細】

・構造:木造(2x4)

・敷地面積:100~150平方メートル未満

・予算帯:3000万円〜3500万円未満


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<2>桜本町の家 新築工事

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この敷地は、隣地に築造する3メートル程の擁壁と接しており、敷地面積は100平米に満たない崖条例の適用地域でした。
崖条例の一般的な解決策としては、隣地擁壁付近に待ち受け擁壁を築造し、隣地の擁壁が倒壊しても建物に支障のないようにする方法が良く見受けられます。しかし今回の設計条件として、ローコストの設計を求められていたため、待ち受け擁壁を築造する予算はありませんでした。
そこで、新築する建物を極力、隣地擁壁から離した場所に配置し、既存擁壁が崩れる角度の高さまで、建築の基礎と一体になった高さ1メートル程の待ち受け擁壁を計画することで課題解決しました。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50~100平方メートル未満

・予算帯:1500万円〜2000万円未満


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<3>傾斜地(斜面地)に建つオーガニック菜園・畑付きアパート

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造成斜面地に立つ菜園付き8戸のワンルーム賃貸アパートです。 敷地には難しい条件が多々ありましたが古い既存擁壁に対しての安全性の確認や敷地内の避難経路の確保など、時間を掛けて検討して在来木造での集合住宅計画を実現させました。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:300平方メートル以上

・予算帯:5000万円以上


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<4>地下一体型インナーガレージのある家

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南北を道路に挟まれた敷地の高低差を活かした地下1階、地上2階建の専用住宅です。
無届けの擁壁と地下駐車場(しかもお隣と一体で施工されていた)が残る難しい条件であるため、ハウスメーカーや地元の工務店に相談しても断られ途方に暮れていたそうです。
限られた予算と法規制ヴォリュームの中で可能な限り豊かな空間を目指しました。



【事例詳細】

・構造:混構造

・敷地面積:50~100平方メートル未満

・予算帯:3500万円〜4000万円未満


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<5>学園前の家

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ちょうど山裾にあたる敷地は、斜面を棚田状に整地した一角で、 敷地の南北を擁壁に挟まれ西側の道路とは急な斜面を介して接続するという難しい条件の場所でした。
前面道路との段差の解消、および駐車スペースの確保が大きな課題でした。コストを考慮し、前面道路から緩やかな勾配のスロープを敷地奥まで引き入れ、 スロープ脇は緩勾配の法面とすることで擁壁を設置しない案となりました。 これにより敷地に現れた大きく緩やかな斜面の地勢を継ぐ形で、大きな屋根をかけた住まいのイメージが生まれました。 敷地北側の擁壁と大屋根に囲われた三角錐状の空間が住まいの空間となります。



【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:300平方メートル以上


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<6>都市型崖地 眺望を活かすRC+木造住宅

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眺望の良い崖地に立つ住宅です。古い擁壁をRC造の地下躯体で置き換え、建物重量を抑えるために上階を木造で計画しました。建物重量を抑えることで杭基礎を回避し、狭小地での施工を実現しています。



【事例詳細】

・構造:混構造


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<7>リビングから海を一望する高台にある家

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太平洋を臨む高台にある住宅です。そのため、役所との擁壁の対応が密に必要でしたが、設計事務所の方で市役所との対応を行い解決しました。
朝、昼、夕、夜、海を見て心が弾み、心が落ち着き、心が和らぐ。そんな日々を送れる住まいとなりました。



【事例詳細】

・構造:木造(全般)

・敷地面積:300平方メートル以上

・予算帯:2500万円〜3000万円未満


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文:SUMIKA運営事務局

※この記事はSUMIKAの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。記載内容は各事例登録時の情報です。

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