道を挟んで大きなソメイヨシノと八重桜の植わる公園があり、南側の開口部のどこからでも公園の緑を味わえる。築28年の中古の木造住宅のリノベーション。汚れた部分があるものの、二間続きの和室は丁寧なつくりであった。間取りを大きく変えることなく既存建物の良さを引き出すような計画とした。二間の和室に無垢フローリングを張りリビングダイニングとした。その並びのキッチンは、料理好きな奥様に楽しくキッチンに立ってもらえるように可能な限り広く拡張。さらに和室の柱梁に負けないような存在感のあるキッチン空間にするため素材にこだわっている。限られた予算の中で素材を優先させるため、キッチンの引出などの収納は一切作ってない。そのかわり雰囲気にあった備品(引出キャスターなど)を探して、レイアウトしている。既存の材料で使えるものは使った。不要になった神棚もキッチンの壁の棚板として再利用している。
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