宮戸のピアノ教室

間口が狭いわずか20.4坪の敷地が、計画地であった。
しかし幸い南面(裏側)に小さな公園が隣接していた。
の公園を設計の拠り所に1階をピアノ教室、2階を住宅として計画した。

1階はピアノ教室とするため、開口部は最小限に抑え防音性を高めた。
2階の光を、螺・旋階段によって1階にも届くように踏面にエキスパンドメタルを使用した。

またこの住宅の特徴でもある正面外壁は、ガルバリウム鋼鈑の菱葺としている。(昔はよく農家の屋根などに使用されているのを見かけた。)金属ではあるが人の手の暖かさを感じさせる菱葺のファサードが、この建物のユニークな個性を最大限表現している。

ジュンメ建築設計事務所

大橋 純

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