ご要望…大きな屋根が見えて障子のある家
敷 地…周辺にが畑が残る南北に長い敷地 (339.95㎡、102.83坪)
東側と北側に2階建ての住宅、南側に道路、西側に畑という立地。
建 物…(延床面積 98.60㎡、29.83坪)
LDKは、庭に大きく開けるように南側に配置
玄関を陽射しの届きにくい中央部にして、水廻り部分も
家事動線から中央部分にまとめました。
そして北側に個室を集めて用途ごとに分けたことで動線を
シンプルにしています。
玄関とリビング、隣地との関係から、アプローチを西側として
屋根形状と外観を決めています。
外 構…土地が広いこともあり、基礎を掘る際にでる土を敷地内で築山
にすることで、植物を目線あたりまで上げて道路からの視線を
和らげつつ、予算も抑えられます。
玄関ドアを開けたら、中庭。
LDKの大開口に障子。
1帖の開放的な書斎。
大きな屋根が見えて障子のある家ということで、ご要望からおすすめしたい間取りと外観のバランスをまとめるのに苦労しました。
屋根の先端の高さが、地面から高くなると屋根が見え難くなるため、天井高さを抑えることができる用途の部屋を配置しました。
南北に長い土地のため、中央部分に中庭を設けることで、どこからでも陽射しを感じられる空間になっています。
工事途中で、書斎に本を置く棚が欲しいということになり、急遽棚板を計画しました。
置きたい本のサイズと数、将来増えるであろう数を見込んで棚板の段数を決めて設置しました。
1帖という広くはないスペースですが、狭さを感じないように高窓で中庭を眺められるようにしたことで、気持ちよく使い勝手の良い書斎にすることができました。
どれだけ打ち合わせで案を詰めていても、工事が始まって体験していただくことで見えてくることもあります。
現在は、ご自身の充実した書斎となっているようで、ご満足いただけています。
株式会社domus
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