この住宅は、狭小住宅で尚且つ、ローコスト住宅である。(米子のK邸)
各プライベートスペースは最小限のスペースとし、窓(開口部)にも役割(光の窓・風の窓・風景の窓)を持たせることで数を減らしシングル硝子にした。なので、北側は最小限の窓となった。そして、仕上げ材に調湿機能のある素材を採用し、家全体に空気が流れるように間取りと換気を考えた。その結果、シングル硝子なのに結露を抑えている。(IHクッキングヒーター・蓄熱暖房機も貢献している)
各プライベートスペースを最小限のスペースとしたことで、家全体が一つの空間となり家族(猫3匹も)がより一体となって生活する間取りとなった。共有スペースに居るとどこかに家族の存在があり、絶えず意識しながら生活をいとなむことになる。(どこに居ても猫を感じられ、猫も自由に走りまわれる)
そして、外部デッキと内部を繋げることで狭小プランに広がりを出している。
外部の鉄板屋根・鉄板壁は、屋根から壁へ伝わる雨を見せることと、夏の焼けた屋根・壁を夕方に降る雨によって冷却する装置にもなっている。(雨の多い山陰で雨を活かす)
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