都内に建つ鉄筋コンクリート造の重層長屋住宅(三層)の一住戸をフルリノベーションした案件です。
断熱性能や風通しの向上、湿気対策など様々な問題に対し設計を行いました。
間取りについては余計な壁を取っ払い、室内建具をほぼ引き戸にすることにより、風通し、移動のしやすさ、家族の存在の感じやすさを向上させ、心理的にも呼吸が楽になるような住まいを意識しております。
仕上げについては一層のマンションと比べ、上下方向に細かく分断された住まいのイメージを少しでも払拭するため、「黒い壁」、「板の壁」と称したこの住まいのポイントとなる壁仕上げを三層各層に貫入させています。
ただ壁仕上げのみを変えただけではなく、その壁仕上げに取付くもの(建具・建具枠・幅木の色やサイズ、コンセント・スイッチプレート、ブラケット照明のテイストなど)全てを変えることで、住まいとしての一体感をより強めております。
またその他天井、床、造作家具に木をふんだんに使い、明るすぎずシックで素敵な住まいになったと思います。
工務店:株式会社ブレス・カンパニー
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