敷地は南向きで東西方向に長く南北方向(11m)に短い。
敷地は高台にあり雨上がりなどの空気が澄んだ日には遠くに山々が見え眺望が良い。
設計当時南側には2階建ての住宅は建っていなかったが2階建ての住宅が建つことを想定。
南北方向が短いのでそのまま建ててしまえば南側の家の壁が見えるだけである。
LDKを一番眺望の良い方向に斜に振って配置した。
LDKと上部の吹抜を斜に振ったが、2階の部屋は日当たりのことを考えて南側に向けた。
LDKと吹抜を斜に振ることにより建物の外観や吹抜が異形となりその変化を楽しめた。
吹抜が異形となったので2階の床の剛性を高めた。
ご主人の趣味室を玄関から土間続きで設け、和室と続けることでゴロンと寝ころび休憩することもできる。
この家の一番のテーマは猫が楽しく遊べる家である。
リビングのソファーの後ろの溜まり場から猫用の階段を上り、吹抜のキャットロードを歩いて見晴らし台や溜まり場、各部屋を行き来できる仕掛けになっている。
キャットウォークではなく家中を駆け巡れるのでキャットロードと名付けた。
猫が見晴らし台で日なたぼっこをしてくつろぐ姿を見て安心した。
当初は薪ストーブの設置をご希望だったが、近隣が接近しており煙による苦情等の事を考え放射暖房システム に変更された。
放射暖房システムとは、熱源から送られる温水によって ヒータの表面にやわらかな熱が生まれ放射とともに壁や床を暖め建物全体を快適な温度に保ち、ファンの音もなく 無風のためホコリも立たないシステムである。
森の中にいるような感じがお好きと言うことで沢山の木々を植栽され枕木は施主自ら立てられた。
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