原風景をつくる 段々畑に建つ、一戸建て住宅の計画。敷地は、有明海と雲仙岳が一望できるみかん畑の中に位置しており、自然が豊かで何よりも景観に優れていた。これからも変わらずに続いていくと思われるこの環境の中で、只々住まうことに意識を向け…
記憶を繋ぐ 雄大な河川に沿って建つ、一戸建て住宅の計画。建主である私の弟家族は、これから始まる子育ての場所として祖父母が暮らし、自らも幼少期を過ごした思い出の敷地を選択した。 既存の住宅も思い出が詰まった場所ではあったが、老朽化も進…
敷地は、市中心部より僅かに離れた住宅地。隣地には、東にアパート、南、西は境界いっぱいに2階建ての事務所、震災で使用不能となったクリニックが建っていた。このような環境においては、敷地条件を手掛かりに、設計の拠り所を見出すことは難しい。 そこ…
周辺環境からの視線を遮るために、目隠しとなる離れに玄関とバイクガレージ、和室を内包した、家族4人の為の住宅です。この離れと母屋の間には、リビングのための中庭テラスと浴室のためのバスコートがある。適度な距離感とプライバシーを確保し、そして、快…
建設地は、閑静な住宅地にある扇型状の敷地です。熊本地震からの復興住宅です。20年前の建てられた家から現在建てる家の大きな変化は、クライアントのライフスタイルです。計画のスタートは、変化したライフスタイルの行動から平面計画でなく立体計画の積み…
建設地は、ひな壇の分譲地の一角です。ひな壇の段差は人の動きの垣根になっているため、お施主さまのライフスタイル動線を軸に計画をスタートしました。その住まい空間は、行き止まりのない回遊できる動線計画となっています。
建設地は、山や河川に囲まれた清々しい環境の丘陵地です。デトックス効果のある環境の中にサロンをオープンするための店舗付き住宅を計画しました。
建設地は、みかん山を切り開かれた分譲地の一角です。北側は傾斜地になっています。その先にはみかん山が連なっており、視線の広がる素晴らしい眺望があります。南側には家々が連なって建っていますが、その棟を超えた先には、普賢岳が望めます。家づくりのス…
建設地は、袋小路の先端にある閑静な住宅地に位置しています。家造りは、建て替えから始まりました。これまで住んでいた家の一番の問題点は、湿度の高い夏、風の通らないジメジメした室内空間でした。そこで計画のスタートは夏の風の流れを読み解くことから始…
熊本市川尻は嘉瀬川の河口に位置し、古くから川湊として栄えた町である。2016年の熊本地震はこの地にも多大な被害をもたらした。敷地は、旧薩摩街道沿いにあり、間口4.3m×奥行36mの所謂「うなぎの寝床」である。計画は、今回の地震により被災した…
敷地の隣を流れる小川と対岸の桜に面した住宅。 構造家の解析により木造で大スパンを実現。 上階のリビングは広い開口をとり、下階の無柱空間には車を4台停められる。 借景が目の前に拡がる、四季を愉しむ住まい。
2万冊の蔵書。父親の持つ書籍は引き継ぐ先を探していた。 戸建て住宅に併設された2階建ての離れ(親誼書房と名付けられている)には様々なジャンルの書籍が圧倒する形で書棚に納まっていた。(正確には納まっていない) 娘である施主が、その一部(…
この家のコンセプトは『つながり』 ご実家脇にある空き地への新築計画でした。 大きな敷地だったので、建物のレイアウトは思いっきり南向きに。 地震できずついたご実家も一緒に建て替えようという事になり、2つの建物が並んで建ちました。家の内で…
全く同じ条件の土地や建物は2つとしてない。 地理的気候的条件の違い、その土地に元々建物が建っていたのか、田んぼだったのか、等。 その土地や建物が持つ記憶をどのように捉えるのかも設計者の仕事の内だと思う。 2016年の熊本地震で実家…
阿蘇山の南西に位置し、風と光を穏やかに住戸内に取り入れることのできる、明るく開放的な住まいです。南側にタイル張りの土間のような場所をつくることで、プランターを置いて水やりをしたり、ソファやテーブルを置いて、居間と庭の中間のような利用ができま…
周辺環境は前面道路幅員4mで住宅に囲まれたいわゆる開発住宅地の角地に建つ個人住宅。施主も主にビルの設計を手掛ける一級建築士。 以前より同じ場所にお住まいだった木造住宅を建て替えるにあたり、豊かな明るい住空間とご家族の意見をまとめて…
居住人数:3人/床面積:23.54坪 この家のコンセプトは『田園を望む現代の庵』 庵とは、小さく質素な住まいのこと。質素とは、飾り気がなく慎ましいこと。「庵」というシンプルな家で心豊かに暮らす。そんな住まいの出来上がりです。
地域支え合いセンターが併設された仮設団地内の集会所「みんなの家」です。桜の木の植えられた大きなテラスが中央にあり、お花見やバーベキューなどに使えます。テラス屋根には透明ガラスに太陽光発電フィルムが入っており、照明分の電力を賄っています。集会…
バウハウス初のモデルハウス。 外観は横長の連続した窓がアクセントになった白で統一したデザイン。 玄関までのアプローチ部分は、壁の中に入っていくような作り。入ってすぐ正面が壁になっているが、壁に進んでいくと中庭にもつながっている。このアプ…
三世代がお住まい。普段仲のいいご家族ですが、プライベートに配慮した住まい設計が大事でした。 同居するお母様の個室の位置は、廊下を挟んでリビングから独立。 クローゼットやテレビの配置までこだわっています。洗面は独立型で使いやすいように、玄関か…
大阪の北端、山、川、田圃の緑に囲まれた素晴らしいロケーションに恵まれる26坪の小さな住まいです。都市計画上、将来的に周辺に他の建築物が建つことがほぼありません。2拠点生活を目指す施主様には絶好の計画地となりました。 ただ、敷地西側に流れ…
神戸市内の準防火地域での計画である。100㎡未満のコンパクトな土地にご家族5人が暮らす耐震等級3、断熱等級6の家。ここでは2つの「境界」について着目した。1つ目は敷地境界である。土地の南側に幅3m程度の専用通路があり、その部分まで敷地を拡張…
シンプルな平屋のお家です。 お施主さんのこだわりをお聞きしながら丁寧につくりました。 収納や、室内物干し等シンプルな暮らしをつくる工夫がたくさんつまっています。 ロフトや トレーニングルームもあります。
音楽の大好きなご家族、3世帯で暮らすお家です。 比叡山が見える木製の窓のあるリビングには、 グランドピアノがあり、1階には防音室も備えています。 ご家族みんなが集まれる広いリビングを中心に 訪れたときもご家族が元気にすごされてい…
もともと所有されていた敷地で、駅前ということもありずっと長い間駐輪場として使われていました。 そこにお二人暮らしの小さい平屋の依頼があり計画が始まりました。 周辺環境は線路に近いということもあり、電車の音を抑える必要があることと、人…
・各部屋をずらして繋ぐことで、全ての部屋が緑と光で溢れます。 ・隣地に対して、庭を介して窓を設ける事ができ、プライバシーに配慮しながらも、内外が溶けたような開放的な居場所が生まれます。 ・数珠つなぎの空間は、部屋同士の境界を曖昧にし空間…
東西に長い敷地に建つ2LDKの家。ベッドルームの他に、玄関に広いシューズ・クローゼット、台所脇にはパントリーと家事室を設けています。またリモート・ワークに使う書斎も設けているため、寝室の数だけを基準とした「2LDK」と表す以上の広さとゆとり…
場所は大阪市内の住宅地でした。建売住宅などが建てられるために区画割りされた一画をクライアントが購入され、計画が始まりました。 購入された区画は旗竿敷地でしたが、竿部分の幅がを3メートルとることが可能となり、少し余裕がありました。 …
ご夫婦のこだわりが詰まった住宅です。 会社経営をされています。 大人数の来客にも対応できるよう、1階にはセカンドリビングをつくっています。 生活スペースは、2階にすべてまとめられています。 ゆとりのLDKスペースと、そこから広がるバ…
大阪万博の開催に向け、民泊の運営を開始されました。 民泊の新築件数は限られているため、 運営早々ですが、万博終了まで予約はすべて埋まっている状況です。
防火地域に建つコンパクト住宅です。通常は耐火建築物としなければならない地域ですが、小規模かつ2階建て以下とすることで、準耐火建築物としています。狭小であるからこそ、空間的にも仕上げ的にもシームレスで柔らかく、シークエンスを感じる空間となって…
横浜市郊外の丘陵地帯に建つソーラーハウス。 見た目はわからないが実際の敷地境界は旗竿形状であり、数字の敷地 面積よりも有効に使える宅地部分は限られている。建物を配置した場所はほぼフラットだが、その周囲は起伏が激しく、擁壁や中層の集合住…
横浜の郊外において評判のフレンチレストランの新築移転、および同オーナーの住宅を計画した。小さな建物ながらも1階に独立した店舗を、2〜3階を専用住宅とした複合用途施設。この隣地が中村の自邸と弊設計事務所の建設予定地という縁で設計を依頼いただい…
沖縄の街中に立つ住宅です。 周辺が立て込んだ環境であるため、開口部を最小限とし、地形を活かして大らかな空間をつくりました。面積に対してローコストに計画されています。
中層マンションに囲まれた畑の残る区画整理された住宅地、その一角に位置す る。 擁壁によって道路面から1m~2mの高低差があるものの、東側南側西側の三 方に接道があり、いい意味でも悪い意味でも見通しがよい。特に西側の畑の向 こうの中層マンショ…
敷地周辺は住宅地の間に豊かな緑地や水辺が残るエリアで、敷地はその際にあたる斜面に位置します。3方を道に面した老朽化した擁壁で囲まれており、安全上、また道路セットバックのため擁壁と地下駐車場を更新する必要があり、地形を再編集することから住宅を…
敷地は道路境界間口が9m。奥に33mと長く、昔の長屋の名残が残る敷地。 北側には平屋よりも高いコンクリート擁壁が建ち、熱の影響も考えられる。 南側にはそこそこ高い建物が並んでいるため、おうちを「コ」の字型にし、隣地からの距離を確保。中庭…