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記事作成・更新日: 2024年10月24日

猫との快適な暮らしに!キャットウォークの魅力と注意点などを徹底解説

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夫婦とねこの家(ノード建築設計事務所)

猫の運動不足解消やストレス軽減に効果的とされているキャットウォーク。高いところを好む習性をもつ猫たちに大人気の設備です。猫たちは、自由に遊びまわったりくつろいだりして、様々な楽しみ方を見つけているようです。そこで今回は、「キャットウォーク」のメリットや注意点をご紹介していきます。


キャットウォークとは


キャットウォークとは、猫が自由に動き回れるように、壁や天井に設置された棚や通路のことをいいます。猫が移動するために、壁に設置するキャットステップと合わせて配置されることが一般的です。その他に、ステップやハンモックなどが垂直方向に配置されているキャットタワーもあり、これらを含めて、猫が室内で快適に過ごす設備を総称してキャットウォークと呼ぶこともあります。




キャットウォーク設置の必要性とメリット


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キャットウォーク・猫ハウス(有限会社 大橋工務店)
キャットウォークの上を自由に走り回る猫

キャットウォークの必要性

猫の先祖は、遠い昔に野生で暮らしており、木に登って自分の身を守っていたこともあり、猫は高所を好むという習性をもっています。しかし現在では、完全室内飼いが増加しており、部屋の中では行動も限られて、運動不足やストレスが溜まる原因にもなってしまいます。そこで上下運動できてストレス予防にもなるキャットウォークが必要になってくるのです。

キャットウォークのメリット

キャットウォークの具体的なメリットは下記のとおりです。

〇運動不足解消
完全室内飼いの猫は運動不足になりがちですが、キャットウォークを設置することで上下運動ができ、部屋の中でも行動範囲が広がるので肥満の防止にも繋がります。

〇ストレス軽減
高所好きで自由に動き回りたいという習性をもつ猫にとって、室内で過ごすことはストレスになりかねません。猫はストレスを溜め込むと、爪とぎや粗相などのイタズラをすることもあり、キャットウォークを設置することでイタズラ防止にもなり得ます。

〇インテリアとしても楽しめる
現在のキャットウォークは、デザイン性も重視していて、様々なパーツを組み合わせてオリジナルのキャットウォークを作ることもできます。お部屋のインテリアとして配置を考えてみるのも楽しいでしょう。

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マンションリノベーション(建道株式会社 一級建築士事務所)
ブックシェルフを斜めに壁付けし、キャットウォークとして活用


キャットウォークの種類


キャットウォークには形からデザインまで様々な種類のものが存在しますが、大きく分けると3つのタイプに分かれます。

壁付けタイプ

壁面に設置するタイプで、棚板やトンネルなどを取り付けます。他のタイプと違って幅をとらないため、スペースの有効活用が可能です。
壁の種類によって設置の方法が異なり、取り付けできるものも異なるので事前に確認しておきましょう。工務店や設計事務所に相談すると、実現まで安心して任せられます。
設置するには、壁付け型の場合だけ壁に穴をあける必要があるため、賃貸での利用には注意が必要です。

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猫と一緒に住む、都心の中庭のある「猫の集合住宅」(株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所)

天井吊り下げタイプ

天井から吊るすタイプで幅をとらないため、お部屋全体が猫の為の開放的な空間になります。壁付けタイプなどと複数繋げて、お部屋の中で散歩コースを作るなど、猫の為のお部屋が自由に設計いただけます。工務店や設計事務所へご相談いただくと、猫の行動まで一緒に考えながら実現まで安心して進められるかと思います。

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猫と遊ぶ大きなテラスのある「斜め40do猫の家」(株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所)
天井吊り下げタイプと壁付けタイプのミックス

据え置き型

床に置くだけの据え置き型はキャットタワーとも呼ばれ、賃貸マンションや上記で紹介したキャットウォークの取り付けが難しい住まいでも設置できる設備です。購入できる商品で置くだけなので移動も簡単で♪インテリアのように配置できるのもメリットです。




キャットタワー設置の注意点


猫が快適に過ごすためのキャットタワーの設置はメリットが多いですが、気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。

猫の性格に合わせた設計をしましょう

キャットウォークは、単に高い場所であればいいというわけではありません。窓の外が見える位置に配置したり、猫ベットを設置してくつろげるスペースを設けたり、猫の目線に立って退屈しないような動線や工夫を設計する必要があります。そのためには、まずはいろいろな成功事例やSNS、雑誌などを参考にしてイメージを創り上げましょう。

安全第一で配置しましょう

猫が落下したり、挟まれたりしないよう、猫の安全を考えて設備を設計したり設置することが大切です。特に多頭飼いの場合、追いかけっこをして行き止まりに追い詰められ落下してしまう可能性があります。それを防ぐためには動線をいくつか用意したり、安全に降りることができるルートを設置したり、着地面の床材も検討することも大切です。
また猫がステップに飛び乗るとき、猫の体重以上に負荷がかかります。猫の体重を加味したうえで、重さに耐えられる強度の素材を使用し、衝撃があっても動かないようにしっかりと固定しましょう。

人の手が届く高さに設置しましょう

飼い主の手が届かない範囲にキャットウォークを設置してしまうと、災害時などの緊急時や動物病院に通院する際など、救出が難しくなってしまうため危険です。手が届く範囲に設置するか、はしごなどを準備しておくとよいでしょう。

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ネコと住まう(QUMUQ)


キャットウォークの使用例


1.狭小住宅でありながらも空間を活用した大きなキャットタワーのような家

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宙に浮いた床が連なる。大きなキャットタワーのような狭小戸建て(YUUA建築設計事務所)

この物件は、建坪6.7坪の敷地に建つ狭小住宅でありながら、スキップフロアで立体的に空間を生み出し、猫ちゃんが自由に走り回れる大きなキャットタワーのような住宅となっています。

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LDKからロフトに続く壁に、棚にもなるキャットウォークを設置することで、上下運動を伴う動線が出現。ここで暮らす二匹の猫ちゃんは、縦横無尽に走り回り、隙間を見つけて隠れたりと楽しそうに暮らしている。



2.屋根を支える梁が猫のお散歩コース

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ねこと暮らす住まい(木村哲矢建築計画事務所)

この物件は、3人のお子さんを含む5人家族と猫2匹が暮らす住まいです。
高い勾配天井に水平に屋根を支える木材(梁)を架け渡しており、そこが猫ちゃん達のお散歩コースとなっています。二匹の猫がすれ違いできるように、梁は二本一組で設置されているのもポイントです。

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3.遊び心のある出窓は猫の居場所

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人も猫も快適に『猫と暮らす家』(ウニコデザイン一級建築士事務所)

こちらは狭小地に建つ住宅で、夫婦と母、猫3匹が住んでいます。リビングある出窓は、その奥行きで空間に広がりを持たせるともに、猫たちが外の景色を見ることができ、ストレスフリーな居場所になっています。

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階段や穴のあいた壁がキャットウォークのような役割を果たし、猫ちゃんが楽しめる遊び場になっています。

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4.猫が楽しめる工夫が詰まった青空散歩道

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Aozora Sanpo Michi 青空散歩道 (株式会社kicori)

青く塗られた壁には、雲や星、月の形をしたステップが取り付けられ、まるで青空を散歩しているようなキャットウォークになっています。
リビングにも2階へつながるキャットタワーがあり、猫ちゃんが家の中を自由に駆け回ることができます。

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まとめ


キャットウォークは、猫の生活を豊かにするだけでなく、インテリアとしても楽しむことができ、飼い主と猫との絆を深めるための素晴らしいアイテムです。ぜひ、お洒落なキャットウォークを設けて、猫ちゃんとの幸せな暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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におの浜マンションリノベーション(株式会社 ALTS DESIGN OFFICE)

Text SuMiKa運営事務局

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